ワラビ
ワラビとは、ウラボシ科の緑性のシダです。
冬には葉は枯れてしまい、根茎は長く太く、地中を這い芽を出します。
芽吹きの頃は、伸びるに連れて緑色になり、辺りの緑と同化するように隠れてしまいます。
アミノ酸アスパラギン、グルタミン酸、フラボノイドのアストラガリンを含有しています。
○採取
山の斜面、日当たり良い山道、草ヤブなど、見つけにくいため、枯れた葉を見つけるとわかりやすいです。
茎の根際から簡単に折れるあたりで折り採ります。
○食べ方
アクが強いので、重曹でよくゆでて、そのまま冷まし、水にさらします。
または、天日で乾したり、塩漬けにして保存します。
戻すときは、湯に浸したり水につけたりします。
おひたし、椀種、天婦羅、ゴマあえ、豆腐合え、煮物。
○薬効
利尿、消炎に・・・
乾燥した地上部と地下茎を刻んだもの1日量10〜15グラムを水600ccで3分の1まで煎じて食間に3回に分けて飲みます。
切り傷、虫刺されに・・・
葉柄(ようへい)を、摺り潰した汁を患部に塗布します。
※ワラビには、強いアクに発がん性物質やビタミンB1を破壊する酵素が含まれているので、アク抜きを十分します。
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