ゲンノショウコ
ゲンノショウコとは、フウロソウ科の多年草で、草丈が70ほどの植物です。
葉縁は鋸歯状、葉質は柔らかで、夏の盛りに可憐な白やピンクの花をつけます。
下痢がたちどころに治るという「現の証拠」から名づけられていて、下痢止めの妙薬です。
※ゲンノショウコの若い時の葉は、キンポウゲ類やトリカブトの有毒植物に非常によく似ているので要注意が必要です。
夏の開花期に採取すると花で確認ができます。
○採取
土用の丑の日に採取するのが、下痢止めに効果のあるタンニンが多く、いいと言われています。
○薬効
食中り、下痢、慢性の胃腸病、便秘に・・・
1日量20グラムに、水0.5リットルを加えて、時間をかけて十分煎じながら約半量まで煮詰めたものをこして、温かくし、適宜2回に分けて飲みます。
胃腸の弱い人に・・・
お茶代わりに飲みます。
利尿に・・・
10〜15グラムを1日量として、0.5リットルの水を加えて、5〜10分煎じ、3回に分けて食間に飲みます。
高血圧予防に・・・
ゲンノショウコ10グラム、ドクダミ10グラム、決明子(けつめいし)を少し炒ったもの5グラムを煎じて、お茶代わりに飲みます。
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