ウツボグサ
ウツボグサとは、シソ科の多年草植物。
茎は四角で高さ30センチ位になり、葉は対生し、全株に白く粗い毛が密生し、花は、6月〜7月頃に茎頂に紫色の唇形花を穂状につける野草です。
○採取
日本全土の日当たりのよい山野の草地、路傍に多く自生し、群生しています。
8月初旬、花穂が褐色になり始めたころ、花穂のみを採取して日干しにして、よく乾燥させます。
これが生薬で夏枯草(かごそう)と呼ばれるものです。
○食べ方
ウツボグサは食するよりも薬効に使われます。
○薬効(夏枯草、かごそう)
消炎性の利尿剤として腎臓炎、膀胱炎、などに・・・
夏枯草(カゴソウ)1日量10グラムに、0.5リットルの水を入れて、煎じながら約半量まで、煮詰めます。
こして、3回に分けて食間に服用します。
※夏枯草(かごそう)は、タンニンが多く、夏枯草(かごそう)だけを長期間連用すると胃を刺激するために注意が必要です。
暑気払いに・・・
夏枯草(カゴソウ)を刻み、お茶として。
適当量の水を加えて、沸騰したら火を弱め、お茶代わりに飲みます。
口内炎、へんとう炎に・・・
夏枯草(カゴソウ)3〜5グラムを、0.3リットルの水で煎じ、煎汁でうがいをします。
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