生薬
生薬とは、日本薬局方では「生薬は動植物の薬用とする部分、細胞内容物、分泌物、抽出物又は鉱物などであり、生薬総則及び生薬試験法を適用するもの」とされています。
あります。漢方薬と民間薬に大別される。
◆医薬品として
漢方薬や民間薬などに天然薬物として配合されています。
漢方薬は、体質や病気の状態を脈(脈診)や腹(腹診)などで診察し、処方を決定します。
一般には、複数の生薬が混合されています。
◆医薬品原料として
生薬から抽出し、精製した生薬中の成分を医薬品の原料にしています。
例としては、鎮痛薬のモルヒネ(生薬のアヘンより)、婦人科系出血のエルゴメトリン(バッカク)など。
◆食品として
病気予防や病気改善などを目的に、料理やお茶にして利用します。
また、健康食品、機能性食品、サプリメントにもなっています。
◆香辛料として
サンショウ、ワサビ、七味唐辛子(トウガラシ、サンショウ、チンピ、ケシの種子、アサの実、アオノリ)コショウ、トウガラシ、カラシ、ショウガ、ニンニク、カレー粉の主原料であるウコンなど。
それぞれに薬効成分があります。
◆着色料として
きんとんの染色にサンシシ(クチナシの実)、沢庵の染色にウコン、ベニバナ、サフラン、シソの葉など
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